鹿児島の産業界の発展のために、HR(Human Resouce、主に人事や採用などヒトや組織に関すること)の機能向上を目的とし、意見や情報を交換する交流会(飲み会)です。
第三回目の開催となる「鹿児島HR会」では、“新卒採用”についてJA鹿児島県連の事例を紹介いただきながら、今の課題や解決策などをディスカッションしました。組織と事業が多数存在するJAでは、これからの発展に欠かせない若い人材確保が重要項目。新卒対象の学生の変化や社会背景も踏まえながら“新卒採用”について考える場となりました。
第二回のレポートはこちら
会場は、鹿児島のコワーキングスペース「HITTOBE」にて開催されました。おしゃれなカフェメニューにはアルコールもあり◎今回も多様な業種から人事関係者が集まり、ラフに会話を楽しみながら意見交換を行う勉強会となりました。
学生のニーズや学生へのアプローチ方法が多様化する今、より良い人材を確保するには何がベストなのかを自社の施策や現状とともに考えていきます。
☑どの企業においても“母集団形成”の部分が苦戦している
☑自社採用はSNS強化がキーポイント
<JA鹿児島県連の施策>
☑リクルートイベントへの参加
☑合同説明会実施
☑インターンシップ採用
学生と会う回数を増やすことが見直されており、夏のイベント以降、空きの期間ができてしまうためコンスタントな活動を強化しているそうです。インターンシップ制度も導入しており、なんと、インターン参加の約半分の方が本採用にエントリーするんだとか。高確率な人材獲得の実績事例です。ターゲットの学生にアピールするため、SNSでの企業認知が課題となっています。幅広く事業を展開している企業こそ、ターゲット別に自社の紹介を変えていくことが求められますね。
大きな話題となったのが、学生の参加人数が3年あまりで半分以上激減していること!なぜ学生が減っているのか?あらゆる可能性を見出しながらディスカッションしました。
<原因考察>
・県内就職率は50%前後と横ばい数値で、県外に特段出ているわけではない
・鹿児島の大学の自県入学は30%、残り70%の県外入学生が卒業後県外に就職している?
・そもそも学生自体が減っているがここまで大きな影響があるのか?
決定的な原因の特定まではなりませんでしたが、学生に対する求人数は飽和状態である事実を踏まえ、学生に選んでもらえる企業紹介が人材獲得の要になってくるのではないでしょうか。
学生の数が減少傾向にあるなか、その中からより良い人材を獲得するにはどうしたらいいのでしょうか?スキルの見極めはもちろん、企業と学生のマッチングの相違がない採用フローを見直すことも必要なようです。
☑集団形成の段階で、どんな人が欲しいかを明確に定義する
☑自社で良い人材の育てることも重要
新卒生はスキルも可能性も未知数な部分が多いため、研修制度で“育成”する会社の体制も求められるようです。良い人材が離職しないような将来のビジョン形成を採用担当は見据えなければなりませんね。
採用担当者が一堂に会すまたとない機会♪普段は聞けないこともラフな雰囲気だからこそ話せる、そんな交流会でした。業種を超えて得られる知識は新鮮かつ有益で、自社に足りない部分を他社の事例で解決!模索段階にあるものでも解決策が見えてくるような意見交換が行われていました。
交流会後にはアンケート回収。今回の感想や今後開催してほしいテーマなどを記入します。実際にHR関係者が知りたい情報を交換・勉強できる場に今後も期待です!次回は3月開催予定。参加したい人事関係者の方はぜひお問い合わせください。
■鹿児島800
求職者はこちら→https://recruit.rebnise.jp/
採用担当者はこちら→https://recruit.rebnise.jp/corp
■さつまおごじょ
求職者はこちら→https://per-sonal.co.jp/ogojo/